RIDE4を起動した瞬間、胸の奥がすっと懐かしくなるあの感じ。
あの日の私は、走るより先に“確かめたいこと”がありました。
もう何年も前に手放した、2007年式のR1。
毎日のように眺めて、触って、自然に向き合っていたあの相棒。
あの姿に、もう一度この世界で会えるやろか──
そんな静かな期待だけが心の真ん中に残っていました。
だからこそ、DLCも全部入れて、できる限りの準備を整えてから始めたんです。
ガレージを開いて、ひとつずつバイクを見ていくあの時間は、まるで昔のガレージの空気がふっと戻ってくるようで。
そして気づいたんです。
“走り出す前から、もう再会は始まってたんやなぁ”って。
ここから、私とR1の静かな物語が動き出しました。
この記事を読むとわかること
- RIDE4でR1と再会した“心の物語”
- カラーを寄せながら記憶がほどける感覚
- 走らず眺めるだけの静かな幸福
R1を探して、2008年式を見つけた瞬間に胸の奥がほどけた話
RIDE4を起動したとき、私の頭の中には最初から“ひとつだけ”目的がありました。
それは、まずR1を探すこと。
走るよりも前に、どうしてももう一度あの子に会いたかったんです。
ゲームを始めると最初にテストライドがあるんですけど、そのあいだも心はずっと落ち着かんままでした。
「早よ終わらへんかな…R1を探したいんやけど…」と、そんな気持ちでコースを走っていたのを覚えています。
ゲームを始めて真っ先にした「2007年式R1探し」
テストライドを終えてディーラーの項目からヤマハを開いた瞬間、胸の奥がそっとざわつきました。
あとは、ただR1を探すだけやったんです。
ページをめくるたび、視線は自然と“R1のシルエット”を追ってしまう。
名前よりも数字よりも、まず形でわかるんですよね。
2007年式のR1を毎日のように眺めていたあの頃の感覚が、身体のどこかでまだ息づいているんやと思います。
画面の前やのに、まるで実車のガレージをそっと開けたみたいな、静かな緊張がありました。
2008年式R1を見つけた瞬間の「これや…」という感覚
そして──その瞬間がきました。
並んだ中に、2008年式のR1が映ったんです。
年式は違うはずやのに、外観のラインがあまりにも近い。
“あの頃のR1の気配”がふっと漂ってきたんです。
気づいたら口から出ていました。
「……これや」
その瞬間、一気に胸の奥がゆるんだんです。
懐かしさと安堵が同時に押し寄せてきて、画面越しやのに、まるで再会の瞬間みたいでした。
R1を見つけた途端、あの頃の空気がそっとほどけるように戻ってくる。
そんな不思議な時間でした。
迷わず手に入れた、その一歩目の気持ち
正直に言うと、最初からガレージにあったのか、その場で購入したのか──そこははっきり覚えてへんのです。
けど、ひとつだけ鮮明に残っているのは、“手に入れた瞬間の気持ち”でした。
心のどこかが「帰ってきたんやで」とそっと囁くように、胸の奥がすとん、と落ち着いたんです。
画面の中のR1を見つめているだけで、昔ガレージで眺めていた角度や光の入り方まで思い出してしまう。
たった1台を迎えただけやのに、その瞬間だけ時間がゆっくり巻き戻るような、不思議な静けさがありました。
RIDE4は走りのゲームやけど──
このときだけは、完全に“思い出と向き合う場所”になっていました。
まずカラーリングを“あの頃のR1”に寄せた時間
R1を手に入れて落ち着く間もなく、私が向かったのはカラーリングモードでした。
走るよりも前に、まず“あの頃のR1”をこの世界に連れてきたかったんです。
私が乗っていたのはカナダ仕様のR1。
RIDE4にはそのカラーがなかったから、ちょっとずつ自分の手で寄せていくしかなかった。
でもその「寄せていく時間」こそが、記憶をそっと開く合図みたいで──
ここから、懐かしい時間が静かに動き出しました。
2007年式カナダ仕様の色を思い出しながら、できる限り近づける
カラーコードなんて覚えてへんのに、実車で見ていた“印象の色”だけは、ちゃんと身体に残っていました。
「もっと深い赤やったなぁ」
「サイドの黒は、光が当たるとスッと沈む感じやった」
そんなふうに思い出しながら、少しずつ、少しずつ画面のR1を“あの子”に近づけていく。
細かいラインまでは再現できへんかったけど、塗り重ねるごとに、胸の奥がそっとあたたかくなる時間でした。
「完璧じゃなくてもええ」って思えた理由
カナダ仕様そのままの色はRIDE4にない。
だから、どれだけ頑張っても完全一致にはならへん。
でも、色を重ねていくうちに気づいたんです。
「これで十分やなぁ」って。
正確には同じやないのに、記憶が“ここがうちのR1やで”と教えてくれる瞬間が確かにある。
その温度がうれしくて、画面の中のR1がふっと表情を緩めたように見えることさえありました。
画面に映る姿に、そっと心が落ち着く瞬間
ひと通り色が整ったとき、私はしばらく何もせず見入っていました。
画面に映るその姿を眺めているだけで、胸の奥がすっと静かになる。
「帰ってきてくれたんやなぁ」
そんな気持ちが自然に湧いてくる。
走ってへんのに、音もないのに、そこに“いるだけ”で嬉しい。
あの頃のR1が、もう一度そばに戻ってきてくれたような、あたたかい時間でした。
走らせると、記憶が静かによみがえる
R1を手に入れて、色を整えて──
じゃあ次は走ろうか、と思ってスロットルを少しだけ開けた瞬間です。
画面の中の世界よりも先に、心の奥がふっと揺れたんです。
「戻ってきたなぁ、この感じ」。
RIDE4で走る時間が、いつのまにか“思い出の扉”みたいになっていました。
加速したときの“あの音”が返してくれる記憶
タイムアタックを開いて、そっとスロットルをひねったとき。
画面越しに響いたR1のあの音が、胸のど真ん中にすっと触れてきたんです。
「……あぁ、この響きやったなぁ」
速く走るでもなく、記録を狙うでもなく、ただ“あの音を聞きたくて”スロットルを開ける。
指先と耳だけで、昔の感覚が静かにほどけていく。
それだけで、もう十分やったんです。
コーナーを抜けていた“あの頃の雰囲気”がふっと戻る
コースをゆっくり流していると、昔コーナーを抜けていたときの“空気の密度”みたいなものが返ってきました。
倒し込みの正確な感覚や操作の細部じゃない。
もっと手前にある、“集中しているのにどこか落ち着いている時間”のほう。
過去の自分が走っていたときの、あの静かな息づかい。
景色がすこしだけ早く流れる感覚。
あの瞬間だけ戻ってくる“心の姿勢”みたいなもんが、ふっと蘇る。
ゲームの画面を見ているのに、気持ちだけ“あの頃の自分”と重なっていくようでした。
風景の記憶まで鮮明に重なる、不思議な感覚
走っているだけなのに、心の奥にしまっていた風景まで動き出す。
それがいちばん不思議でした。
道路の色、朝の光のやわらかさ、空気が少し冷たかった日のことまで思い出す。
RIDE4の画面と、昔の記憶の風景が重なって、まるで二つの時間を同時に走っているみたいなんです。
R1を走らせるたび、「あの頃こうして走ってたなぁ」と、忘れていたはずの情景が静かに戻ってくる。
その一つひとつが、心の深いところをそっと解いてくれるような──
そんな優しい瞬間でした。
いまでもガレージでR1を眺めてしまう理由
R1を走らせる日もあれば、まったく走らへん日もあります。
R1の前でそっと手を止めて──ただ眺めているだけ。
走らへん時間すら、大切な“R1と過ごす時間”になっているんです。
走らずに終わる日もある、「眺めるだけ」の時間
ゲームを開いて、そのまま何もせずR1を眺めてしまう日があります。
走る気がないわけやないんです。
でも、ただ見ているだけで胸の奥がふっと静まっていく。
「あぁ、今日もここにおるな」
そんなふうに、そっと再会を確かめているような時間でした。
ゲームやのに、ただ目で追うだけで心がやわらかくなる。
その感覚が、現実のガレージでR1を眺めていた頃とまったく同じ温度なんです。
カラーリング画面で角度を変えて、ただ見入ってしまう
ときどき、カラーリングモードに入って、カメラをゆっくり動かしながら角度を変えて眺めるんです。
タンクの丸み、光の入り方、サイドのライン。
現実で眺めていた部分をひとつずつ確かめるように見ていると、時間がふっと止まる瞬間があります。
「ここ、昔よう触ってたな」
そんなふうに記憶の断片が静かに浮かんでくる。
気づけば五分、十分と経ってるのに、
ただ見ているだけで満たされていくんです。
R1と過ごす静かな時間が、いまの私にとっての贅沢
走らなくてもええ。
記録もいらん。
ただそこに“いる”R1を見ているだけで、心がふっとほどける日があります。
「今日もええ時間やったなぁ」
そう思える瞬間が、いまの私にはとんでもない贅沢なんです。
RIDE4はレースゲームやけど、私にとっては“R1と静かに向き合える場所”。
走らへん日ですら、このガレージに立つだけで救われるときがある。
その静けさこそが、いまの私がいちばん大事にしている時間です。
まとめ
RIDE4で2008年式のR1に出会えたことは、私にとって“昔の相棒とそっと目が合った”ような出来事でした。
年式が違っても、心に残っている姿は変わらへんのですね。
画面越しのシルエットや、あの響きに触れるだけで、胸の奥にしまっていた時間がゆっくりほどけていく。
スロットルを開けた瞬間の音、
カラーを寄せていくときの記憶、
ただガレージで眺めていた静けさ。
そのどれもが、“あの頃の自分”と重なる小さな合図みたいでした。
速く走るためやなく、もう一度あのR1と向き合うためにゲームを開く。
そんな遊び方ができるのが、RIDE4のええところやと思います。
思い出を思い出のままにせず、そっと触れられる場所がある──
その優しさが、私はたまらなく好きなんです。
この記事のまとめ
- RIDE4で2008年式R1と再会した特別な体験
- カラーを寄せながら記憶がそっと戻る時間
- 走るたびに昔の感覚が静かに重なる感覚
- ガレージで眺めるだけの日がくれる癒し
- RIDE4が“思い出と向き合う場所”になる魅力


